金融機関に就職すると、避けて通れないのが銀行業務検定試験。
その中でも特に「銀行業務検定試験 相続アドバイザー3級」の資格は、若手・管理職問わずに取得することを推奨されているでしょう。
高齢社会化の加速により、金融機関のありとあらゆる場面で「相続」に関する知識が求められるようになりました。
特に店舗内で勤務している職員(窓口・役席者)は、いきなり相続関連のお客さんがアポイントメントなしで飛び込んでくることが多々あります。
もしも相続に関する知識を持たないままそういったお客さんの相手をしていると、非常に骨が折れ、時間もかかり、ひいては利用者満足度の低下につながることがあります。
なので、相続知識の習得・成熟は必要不可欠であり、その踏み台としてこの資格の取得推奨が求められているのです。
今回は「銀行業務検定 相続アドバイザー3級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。

目次
相続アドバイザー3級ってどんな試験なの?
「銀行業務検定 相続アドバイザー3級」は、銀行業務検定協会が実施している検定試験です。
主に、銀行の利用者がお亡くなりになられた際に現存している取引に関する対応や、その他各種対応に関する知識を学ぶことができる資格試験です。
近年、高齢化社会によりこの資格試験の需要が高まっており、年金アドバイザー資格試験に並んで受験者数が急増している資格試験です。
相続の際、銀行にとって最も恐れていることは、トラブルと金融機関の変更です。
トラブルに関しては、万一誤った相続対応を行ったり円滑に相続対応が行えなかったりすると、紛争問題に発展し、銀行の信用が損なわれて他の利用者が離れてしまうことが危惧されます。
また、金融機関の変更については、お亡くなりになられた方の預貯金がごっそり相続人の金融機関のほうに流れてしまい、自分の銀行の預貯金額が減ってしまう恐れがあります。
そういったこと防ぐためにも、相続に関する知識を十分に身に着けておく必要があり、その踏み台として、この資格試験が非常に有効なのです。
相続アドバイザー3級ってどんな問題が出題されるの?
この試験は、相続に特化した問題が出題されます。
- 相続基礎知識に関する問題
- 相続の実際の取引に関する問題
相続アドバイザー3級の合格点は?
正答率60%以上(4択マークシート50問中30問以上正解)で合格
合格率との兼ね合いで、ごくまれに合格点の引き下げが行われる場合があります。
相続アドバイザー3級の次の試験日はいつ?
2020年10月25日(日)13:30~16:00
受付期間:2020年8月11日(火)~9月2日(水)必着
相続アドバイザー3級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事にて紹介していきます。

【参考】相続アドバイザー3級の基礎データ
相続アドバイザー3級の基礎データ (次回)実施日付 2020年10月25日(日) (次回)実施時間 13:30~16:00 出題形式 四答択一式 40問(各2点)
事例付四答択一式 10問(各2点)科目構成 相続の基礎知識 20問 相続と金融実務 15問 その他周辺知識 5問 事例付四答択一式
(上記範囲での事例問題)10問 合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定) 試験時間 150分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止
HP(出典元) 相続アドバイザー3級|経済法令研究会
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
銀行員として経済紙を読むのは、常識であり、マナーです。
銀行員は常に最新の経済・金融ニュースをインプットする必要があり、テレビやWebニュース、SNSでは十分にニュースを手に入れることができない場合があります。
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