銀行員であれば絶対に1度は耳にし、躍起になって受験をしているであろう試験「銀行業務検定試験」。
その中の一つに、「銀行業務検定試験 金融商品取引3級」という資格試験があります。
主に、窓口・渉外担当者が知っておくべき「リスク商品(投資信託・保険など)の販売時の行為」に関する問題が出題される試験です。
今回は「銀行業務検定 金融商品取引3級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。

目次
金融商品取引3級ってどんな試験なの?
「銀行業務検定 金融商品取引3級」は、銀行業務検定協会が実施している検定試験であり、「リスク商品販売時の行為」に関する基本的な知識を習得することができます。
ここで言う「金融商品」とは、主に投資信託や保険といった商品のことを指します。
こういった商品はリスクや複雑な仕組みがあり、一般的な商品以上にお客さんに対して適切で十分な説明をすることが法令上求められています。
万一、適当に説明したり誤った説明を行ってお客さんが誤認の上でリスク商品を購入してしまった場合、お客さんに損害を加えてしまい、損害賠償沙汰になってしまう可能性があります。そうなった場合、銀行全体の信用失墜・顧客離れが加速し、銀行全体が大損害を被る可能性もあります。
そういったことを回避するためにも、この資格を通じて「リスク商品販売時の行為」に関する業務知識を習得する必要があります。
金融商品取引3級ってどんな問題が出題されるの?
この試験は、主にリスク商品の販売時の行為に関する基本的な問題が出題されます。
- 金融商品取引法等の基礎知識について
- 金融機関が販売・仲介できるリスク性商品について
- リスク性商品取扱いに関する行為規制について
- 罰則規定について
基本科目では、上記に関する基本知識問題が出題され、
応用科目では、実例に基づく「リスク商品販売時の対応・回答」があっているか間違っているか
といった問題が出題されます。
金融商品取引3級の合格点は?
正答率60%以上(4択マークシート50問中30問以上正解)で合格
合格率との兼ね合いで、ごくまれに合格点の引き下げが行われる場合があります。
金融商品取引3級の次の試験日はいつ?
2019年6月2日(日)10:00~12:30
受付期間:2019年4月1日(月)~4月18日(木)必着
金融商品取引3級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事にて紹介していきます。

【参考】金融商品取引3級の基礎データ
金融商品取引3級の基礎データ (次回)実施日付 2019年6月2日(日) (次回)実施時間 10:00~12:30 出題形式 四答択一式 30問(各2点)
事例付四答択一式 10事例20問(各2点)科目構成 基本知識 30問 技能・応用 10事例20問 金融商品取引法等の基礎知識/金融機関のリスク性商品/金融機関が販売・仲介できるリスク性商品/リスク性商品取扱いに関する行為規制/罰則規定等 合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定) 試験時間 150分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止
HP(出典元) 金融商品取引3級|経済法令研究会
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
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