金融機関で働く人全員が通る資格試験、「銀行業務検定試験」。
その中で、「銀行業務検定試験 金融経済3級」の資格は、お客さんと関わることが多い職員(窓口・渉外・融資)はぜひぜひ取得していただきたい資格です。
世の中では、金融・経済にまつわるニュースがテレビやラジオ、新聞などで毎日のように報道されています。
しかし、この手のニュースは「専門用語」などが大量に登場し、知識の疎い人にとっては全く理解されないニュースでもあります。頭空っぽで聞ける芸能ニュースとは全く性質が異なります。
当然、「お金のプロ」でもある銀行員として金融・経済にまつわるニュースは理解し、網羅しておかなければなりません。
そこで、金融・経済にまつわるニュースをしっかりと理解し、きちんと他の人(お客さん)に説明ができるようになるためのベースとなる知識を、この資格で取得することができます。
今回は「銀行業務検定 金融経済3級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。

目次
金融経済3級ってどんな試験なの?
「銀行業務検定 金融経済3級」は、銀行業務検定協会が実施している検定試験です。
試験科目の名前通り、「金融経済」に関する知識を習得できる資格試験になっています。
お金のプロである銀行員として、金融経済に関する知識は絶対に身につけておかなければなりません。
身につけていないと、
「最近、米国の金利が〜。」
「日本の景気動向指数が〜。」
こういった金融・経済にまつわる話を振られたときに、的確に答えることができません。
的確に答えることができないと、お客さんは「この銀行員はダメだ!」とレッテルを貼り、信用を損なってしまうでしょう。
そして、あなたのもとからお客さんが離れていき、ノルマ達成もできなくなってしまう恐れがあります。
そういったことを絶対に防ぎ、お客さんとのコミュニケーションを円滑に進めるためにも、この資格で得られる金融経済に関する適切な知識を十分に身につけておく必要があります。
金融経済3級ってどんな問題が出題されるの?
この試験は、金融・経済・財政の専門用語の意味など関する問題が出題されます。
- 金融
- 経済
- 財政
金融 → 資金循環統計・デリバティブ・マネーストック統計
経済 → 国民経済計算(GDPとかGNIとか)、景気動向指数
財政 → 所得税、消費税、資産課税といった租税に関する基本的な知識
この辺の基本的な知識、最近のトレンドを抑えておけば問題ありません。
また、計算問題はあまり出題されないかわりに、時事問題が非常に多く出題されますので、しっかりニュースを見て分析する必要があります。
金融経済3級の合格点は?
正答率60%以上(5択マークシート50問中30問以上正解)で合格
合格率との兼ね合いで、ごくまれに合格点の引き下げが行われる場合があります。
金融経済3級の次の試験日はいつ?
2020年10月25日(日)10:00〜12:30
<6月試験中止に伴う特別試験実施>
受付期間:2020年8月11日(火)~9月2日(水)必着
金融経済3級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事にて紹介していきます。

【参考】金融経済3級の基礎データ
金融経済3級の基礎データ (次回)実施日付 2020年10月25日(日) (次回)実施時間 10:00〜12:30 出題形式 五答択一式 50問(各2点) 科目構成 金融 30問 経済 15問 財政 5問 合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定) 試験時間 150分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止
HP(出典元) 金融経済3級|経済法令研究会
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
銀行員として経済紙を読むのは、常識であり、マナーです。
銀行員は常に最新の経済・金融ニュースをインプットする必要があり、テレビやWebニュース、SNSでは十分にニュースを手に入れることができない場合があります。
銀行員として立派に働きたい、恥をかきたくないとお思いのそこのあなたにピッタリの経済紙を下のリンク先で紹介しています。