金融機関が企業に対してお金を貸し付ける際、「審査(財務チェック等)」「実行」「回収」のステップを踏んでいますが、近年はここに「経営コンサル」的な観点も求められるようになっています。
今回は「銀行業務検定 経営支援アドバイザー2級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。

目次
経営支援アドバイザー2級ってどんな試験なの?
「銀行業務検定 経営支援アドバイザー2級」は、銀行業務検定協会が実施している検定試験です。
経営支援アドバイザー2級は法人融資担当者向けの資格試験として位置づけられており、取引先企業の経営コンサル・審査のために必要な知識を身につけることができます。
今までの銀行の法人融資部門は、「経営コンサル」的な知識はあまり重要視されていませんでした。しかし、バブル崩壊以降に資金を貸し付けた先の企業がお金を返せない「不良債権問題」が爆発的に急増して多くの金融機関を苦しめました。
そういった経験から、銀行の法人融資部門も取引先の企業が持続的に成長できるように(加えて、資金回収がスムーズに行えるように)「経営コンサル」や「審査」を重視をするようになっているという背景があります。
経営支援アドバイザー2級ってどんな問題が出題されるの?
この試験は、企業の審査・経営コンサルなどに関する問題がマークシートと記述式で出題されます。
- 企業支援全般に関する問題
- 企業再生円滑化の取り組みに関する問題
- 経営コンサル(財務・経営革新)に関する問題
経営支援アドバイザー2級の合格点は?
正答率60%以上で合格
合格率との兼ね合いで、ごくまれに合格点の引き下げが行われる場合があります。
経営支援アドバイザー2級の次の試験日はいつ?
2020年3月1日(日)13:30~16:30
受付期間:2020年1月7日(火)~1月21日(火)必着
経営支援アドバイザー2級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事にて紹介していきます。

【参考】経営支援アドバイザー2級の基礎データ
経営支援アドバイザー2級の基礎データ (次回)実施日付 2020年3月1日(日) (次回)実施時間 13:30~16:30 出題形式 四答択一式 25問(各2点)
事例付記述式 5題(各10点)科目構成 金融機関と企業支援 企業支援と金融行政 中小企業金融・再生円滑化のための具体的取組み 企業支援と財務改善・経営革新 企業支援の手法 企業支援と法律 合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定) 試験時間 180分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止
HP(出典元) 経営支援アドバイザー2級|経済法令研究会
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
銀行員として経済紙を読むのは、常識であり、マナーです。
銀行員は常に最新の経済・金融ニュースをインプットする必要があり、テレビやWebニュース、SNSでは十分にニュースを手に入れることができない場合があります。
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