主に銀行員が受験する「銀行業務検定試験」。
その中の一つに、2017年6月から新設された「銀行業務検定試験 事業性評価3級」という資格試験があります。
主に、法人融資担当者などにおすすめの資格試験です。
今回は「銀行業務検定 事業性評価3級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。

目次
事業性評価3級ってどんな試験なの?
「銀行業務検定 事業性評価3級」は、銀行業務検定協会が実施している検定試験であり、取引先(融資先)企業の経営状況を「財務データ(数字)以外で総合的に評価」するために必要な基本知識を習得することができます。
金融庁より「金融モニタリング基本方針」などが発表されてから多くの金融機関では、法人融資の際には財務データだけではなく事業内容や今後の成長性も考えて融資決定を行うようになってきています。
加えて、金融機関が取引先企業に対して積極的に経営コンサルティング的なこと(資金調達、経営課題の解消など)を行うようになっています。
その際、経営学的な知識や、取引先企業の事業内容に関する知識を持っていないと対応することができません。
事業性評価3級ってどんな問題が出題されるの?
この試験は、事業性評価に関する法令等の知識や、経営コンサルティング知識に関する基本的な問題が出題されます。
- 事業性評価に関する法令等の知識について
- 取引先企業の事業内容・環境について
- 取引先企業の経営状況の分析について
- 取引先企業の抱える経営課題に対する支援について
あらゆるジャンルに属する企業に対して経営コンサルティングを行い、
いろいろな「数値」をどのように分析するか、経営をどうやって立て直していくか、課題をどう克服していくか、創業時にはどのように支援するか
という問題が出題されます。
SWOT分析とかそういった経営学的な問題も出題されます。
一般的な「融資知識」「財務知識」とはかなり異なる問題構成になっています。
事業性評価3級の合格点は?
正答率60%以上(4択マークシート50問中30問以上正解)で合格
合格率との兼ね合いで、ごくまれに合格点の引き下げが行われる場合があります。
事業性評価3級の次の試験日はいつ?
2020年10月25日(日)10:00〜12:30
<6月試験中止に伴う特別試験実施>
受付期間:2020年8月11日(火)~9月2日(水)必着
事業性評価3級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事にて紹介していきます。

【参考】事業性評価3級の基礎データ
事業性評価3級の基礎データ (次回)実施日付 2020年10月25日(日) (次回)実施時間 10:00〜12:30 出題形式 四答択一式 40問(各2点)
事例付四答択一式 5事例10問(各2点)科目構成 事業性評価の必要性と理解/取引先企業を取り巻く環境の理解/取引先企業が属する業界の理解・分析/取引先企業の定量的・定性的把握と分析/策定計画の実行に伴う支援(業績改善のための金融支援等)/その他 合格基準 満点の60%以上(試験委員会にて最終決定) 試験時間 150分 試験開始後60分間、終了前10分間は退席禁止
HP(出典元) 事業性評価3級|経済法令研究会
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
銀行員として経済紙を読むのは、常識であり、マナーです。
銀行員は常に最新の経済・金融ニュースをインプットする必要があり、テレビやWebニュース、SNSでは十分にニュースを手に入れることができない場合があります。
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