非常に多くの人が受験している「日商簿記検定試験」。
その中でも「日商簿記2級」の取得を目標に、日々勉強している人が非常に多いです。
簿記2級を持っていれば、一般的な簿記の能力があり実務にも使えると周りに思わせれることができますし、履歴書に堂々と「簿記2級取得済」と書くことができるので就職・転職時に有効活用できます。
その中でも特に銀行員は、簿記2級の資格を絶対とっておくべきでしょう。
なぜなら、会計部門だけではなくて、融資や資金運用部門においてこの簿記の知識は必要不可欠だからです。
- 会計部門:行内の各種取引等を仕訳し、記帳
- 融資審査部門:融資取引先の財務諸表を解読し、支払い能力の審査
- 資金運用部門:投資先企業の財務諸表を解読し、ROEや売上高純利益率などの財務指標のチェック
簿記3級は、小規模企業(もしくは個人事業主)に必要な簿記の知識しか得られませんが、
簿記2級になると、一般的な法人企業に必要な簿記の知識を得ることができるので、融資審査や資金運用部門においてより実務的に使える知識を手に入れることができるのです。
そこで今回は、日本・各地の商工会議所が実施している「簿記2級」の試験概要(内容)や試験日程について解説し、次の記事にて難易度・勉強時間・合格率、そしておすすめの勉強法について解説していきます。
簿記2級ってどんな問題が出題されるの?
- 商業簿記の基本原理
- いろいろな取引時の会計・記帳処理
- 決算処理
- 本支店・連結会計
- 工業簿記の基本原理
- 各種数値計算
- 各種数値分析
- いろいろな取引時の会計・記帳処理
出題された取引を実際に計算し、仕訳(財務諸表など)に転記する等の記述式の問題が大問5題出題されます。
簿記3級では商業簿記しか出題されませんでしたが、簿記2級になると、その商業簿記がパワーアップ(連結・本支店追加、各問題の難度UP)し、さらに工業簿記が追加されます。
しかも問題自体は年々難化しており、過去にしばしば難問・奇問が出題されています。

なので、相当時間勉強しないと合格できないでしょう。
簿記2級の合格点は?
70%以上で合格(7割で合格)
単発の仕訳問題よりも財務諸表系の問題の配点ウェイトが高いので、注意しましょう。
とにかく、取れる問題は絶対に落とさないことがポイントです。
簿記2級の受験資格は?
特になし
簿記2級の次の試験日はいつ?
2020年11月15日(日)
申込受付日時・申込方法・試験会場は、申込先の商工会議所によって異なります。
試験実施2ヶ月前になったら、最寄り(受験希望先)の商工会議所のHPなどをチェックするようにしましょう。
簿記2級の難易度・合格率・勉強時間・テキストを教えて!
次の記事で紹介していきます。

【参考】関連リンク先
日本商工会議所
- 簿記2級|商工会議所の検定試験:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2
- 資格さえとっていれば、十分でしょ…。
- ニュースはWebやSNS、テレビで十分でしょ…。
- 新聞なんて古いもの読まなくていいでしょ…。
銀行員として経済紙を読むのは、常識であり、マナーです。
銀行員は常に最新の経済・金融ニュースをインプットする必要があり、テレビやWebニュース、SNSでは十分にニュースを手に入れることができない場合があります。
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